3月19日(月)に要求開発アライアンスのセッション『Object-Functional Analysis and Design: 次世代モデリングパラダイムへの道標』を行いました。その事前準備、まとめ、回顧の記事が一段落したのでリンクをまとめました。
今回のセッションはちょうど、クラウド・コンピューティングや関数型言語への理解が進んで、開発方法論やアプリケーション・アーキテクチャについて腰を落として考えるちょうどよいタイミングだったので、時間を取って色々な要素技術について改めて考えてみました。
今回50分のセッションで、それらの要素をすべて盛り込むことはできないので、事前資料や回顧の記事を書くことで、スライドを書きながら考えていたことを成果物としてまとめてみました。実際に、文章にまとめてみると自分的にも色々な発見もありますし、フィードバックから新たな情報も得られるので、非常に有益だったと思います。
まとめのまとめ
スライドとブログ記事を通じてひと通り考えてきたことをまとめると以下のようになります。
- クラウド・アプリケーション・アーキテクチャ
- CQRS/EDAが有力。EIP、DDDの技術も適用できる。
- モデリング
- 引き続きOOモデリングが中心。CQRS/EDAをターゲットにイベントを中心としたモデリングが有効。
- 関数型モデリング
- EDAのイベントコンシュマーでデータフローを記述する部分でOOモデリングを補完。OFPとDSLで実装とつなげる。
- DSL
- DSL指向フレームワークによるDSL指向プログラミングに移行。
- OFP
- DSL、並行プログラミングのニーズからクラウド・アプリケーションの主力言語になる。
個人的にはEDAの重要性を再認識したのが収穫で、EDAとOOAD、OFP、DSL、DDD、DCI、EIPといった技術との関係も整理することができました。
その上で、今後の大きな流れを考えてみると:
- クラウド・アプリケーションはOFPとDSLで記述するようになる
- EDAが新しい枠組みの上で再構築/再発明されていく
という事になろうかと思います。
スライド
当日使用したスライドは以下のものです。(PDF出力ツールの関係で、当日は非表示にしたスライドも表示されています)
事前資料
このスライド作成の様子は以下の記事になります。
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