2012年9月15日土曜日

SimpleModeler 0.4.0-RC

モデルコンパイラSimpleModeler 0.4.0-RCをリリースしました。

これは、本日の横浜モデリング勉強会用に先行リリースしたものです。0.4.0正式版は新機能の動作確認が取れた後リリース予定です。

0.3.3に引き続き基本的にはマインドマップ(XMind)とCSVからクラス図を生成する処理が実用フェーズになっています。

機能

Simplemodeler 0.3.3では以下のオプションを提供しました。

オプション機能状況
projectプロジェクト生成α
importモデル移入α
convertモデル変換試験的
html仕様書生成α
javaJava生成α
androidAndroid生成α
diagramクラス図生成
buildプロジェクトビルド試験的
gaejGoogle App Engine Java生成試験的
gaeGoogle App Engine Python生成試験的
gaeoGoogle App Engine Oil生成削除予定
grailsGrails生成試験的
g3g3生成試験的
asakusaAsakusa生成試験的

基本的にはマインドマップ(XMind)とCSVからクラス図を生成する処理が実用フェーズになっています。その他の機能はα版または試験的実装の状態です。

インストール

プログラムの配布は、Scala用のプログラム配布ツールconscriptを使っています。conscriptのインストール方法は以下のページに詳しいです。

Linux, Macであれば、以下のようにすればインストール完了です。

$ curl https://raw.github.com/n8han/conscript/master/setup.sh | sh

conscriptをインストールした後、以下のようにしてSimpleModelerをインストールします。

$ cs asami/simplemodeler

以下のコマンドがインストールされます。

sm
SimpleModelerコマンド
$ sm -version
Copyright(c) 2008-2012 ASAMI, Tomoharu. All rights reserved.
SimpleModeler Version 0.4.0-RC (20120915)

使い方

マニュアルはまだありません。以前のバージョン用のものがありますが、機能が色々変わってしまったので一から見直す予定です。

リファレンスマニュアルとユーザーガイドの元ネタをこのブログで随時書いていきます。

クラス図生成

CSVまたはXMind(マインドマップ)からクラス図を生成することができます。

以下のCSVファイルをsample.csvとして用意します。

#actor,base
顧客
個人顧客,顧客
法人顧客,顧客
#resource,attrs,powers
商品,商品名;定価(long),商品区分(第1類;第2類;第3類)
#event,parts
購入する,顧客;商品

SimpleModelerを以下のように実行します。

$ sm -diagram sample.csv

以下のクラス図の画像が生成されます。

モデル記述に使用するCSVの文法は近いうちに説明する予定です。

横浜モデリング勉強会

作成したマインドマップモデルからクラス図を生成するのに使用します。

前回は以下のようなマインドマップモデルを作成しました。

これをSimpleModeler 0.4.0-RCでクラス図化すると以下になります。

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