2012年9月18日火曜日

SimpleModeler 0.4.0-RC2

モデルコンパイラSimpleModeler 0.4.0-RC2をリリースしました。

これは、土曜日に開催した横浜モデリング勉強会用に先行リリースした0.4.0-RCのバグ修正版です。0.4.0正式版は新機能の動作確認が取れた後リリース予定です。

0.3.3に引き続き基本的にはマインドマップ(XMind)とCSVからクラス図を生成する処理が実用フェーズになっています。

機能

Simplemodeler 0.3.3では以下のオプションを提供しました。

オプション機能状況
projectプロジェクト生成α
importモデル移入α
convertモデル変換試験的
html仕様書生成α
javaJava生成α
androidAndroid生成α
diagramクラス図生成
buildプロジェクトビルド試験的
gaejGoogle App Engine Java生成試験的
gaeGoogle App Engine Python生成試験的
gaeoGoogle App Engine Oil生成削除予定
grailsGrails生成試験的
g3g3生成試験的
asakusaAsakusa生成試験的

基本的にはマインドマップ(XMind)とCSVからクラス図を生成する処理が実用フェーズになっています。その他の機能はα版または試験的実装の状態です。

インストール

プログラムの配布は、Scala用のプログラム配布ツールconscriptを使っています。conscriptのインストール方法は以下のページに詳しいです。

Linux, Macであれば、以下のようにすればインストール完了です。

$ curl https://raw.github.com/n8han/conscript/master/setup.sh | sh

conscriptをインストールした後、以下のようにしてSimpleModelerをインストールします。

$ cs asami/simplemodeler

以下のコマンドがインストールされます。

sm
SimpleModelerコマンド
$ sm -version
Copyright(c) 2008-2012 ASAMI, Tomoharu. All rights reserved.
SimpleModeler Version 0.4.0-RC2 (20120918)
graphviz

-diagramオプションでクラス図を生成する場合は、graphvizのインストールが必要です。graphvizのインストール方法は以下を参照してください。

各プラットフォーム向けパッケージ管理ツールでもインストールできるようです。

Mac
http://www.macports.org/
Windows
http://sourceware.org/cygwinports/

使い方

マニュアルはまだありません。以前のバージョン用のものがありますが、機能が色々変わってしまったので一から見直す予定です。

リファレンスマニュアルとユーザーガイドの元ネタをこのブログで随時書いていきます。

クラス図生成

CSVまたはXMind(マインドマップ)からクラス図を生成することができます。

以下のCSVファイルをsample.csvとして用意します。

#actor,base
顧客
個人顧客,顧客
法人顧客,顧客
#resource,attrs,powers
商品,商品名;定価(long),商品区分(第1類;第2類;第3類)
#event,parts
購入する,顧客;商品

SimpleModelerを以下のように実行します。

$ sm -diagram sample.csv

以下のクラス図の画像が生成されます。




モデル記述に使用するCSVの文法は近いうちに説明する予定です。

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