2012年3月5日月曜日

「ツイッターStorm:オープンソースのリアルタイムHadoop」のマインドマップとクラス図

2月18日(土)に横浜モデリング勉強会を行いました。また、会場には(株)アットウェア様の会議室をお借りしました。参加された皆さん、アットウェア様、どうもありがとうございました。

この勉強会で、浅海が作成したモデルを紹介します。モデルはMindmapModelingの手法で作成しました。(勉強会で使用したチュートリアル)

モデリングの対象は、InfoQ誌に掲載されたBienvenido David III氏の記事「ツイッターStorm:オープンソースのリアルタイムHadoop」です。今回は、今話題の分散フレームワークTwitter Stormをテーマにしてみました。

単語を抜き出す

まず、最初の作業で記事中から単語を抜き出します。単語を抜き出しながら、登場人物、道具、出来事を中心にMindmapModelingの定めた分類に従って仕分けしていきます。

この結果、できた最初のマインドマップが以下のものです。(図をクリックすると拡大します。)


関係の洗練

次の段階では、抽出した、登場人物、道具、出来事の洗練を行います。用語の名寄せ、用語の種類(generalization)や部品構成(aggregation)を整理していきます。また、この段階で区分(powertype)の抽出を開始します。

以上の作業を行った結果のマインドマップは以下のものです。分散計算システムの共通性質の抽出をターゲットにすることにしました。


さらに、共通性質の精度を高め、区分と部品として整理をすすめました。この結果のマインドマップ配下のものです。


以下の図は最後にできあがったマインドマップ・モデルをクラス図に変換したものです。分散計算システムを区分、機能、データ処理、外部部品の観点から整理することができました。


出来事と物語

今回のテーマはstormに興味があったので取り上げました。

オブジェクト・モデリングの観点からは、出来事(イベント)や物語(協調、ユースケース)が面白い所なのですが、製品の機能説明の記事だとなかなかこのあたりのモデリングができませんね。次回以降は、記事の選択を工夫したいと思います。

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