正式の広報はまだですが、8月27日(土)/28日(日)にクラウド温泉@小樽が開催される予定です。温泉に浸かりながら、クラウドを肴に語り合いましょう、という企画です。
ここ数年取り組んでいた、ScalaによるDSL駆動開発について、開発していたツールが形になってきたので、クラウド温泉でお披露目する予定です。
DSL駆動開発の軸となるのがScala DSLコンパイラSimpleModelerです。当初は、SimpleModelerでモデルからクラウドプラットフォームのAPI上に対して直接クラウドアプリケーションの生成を試行していたわけですが、適切なアプリケーションフレームワークがないと自動生成もままならない、ということが分かりクラウドプラットフォーム向けにRESTメッセージングフレームワークであるg3を開発しました。
g3はAtomPubメッセージによるRESTを軸としてコンポーネントの連携動作を行うイベント駆動フレームワークです。
g3はデータストアアクセスを含めてTomcatなどのWebサーバとGoogle App Engineの両方で動作します。できるだけ同じプログラムを色々なクラウド・プラットフォームで動作させることがg3の目的の一つです。
また、クラウド時代にはUIが、伝統的なWeb UIからAjaxベースのGUIやスマートデバイスに移行することになります。このところ仕事でAndroidに取り組んでいたこともあり、Android向けのプログラム生成の基盤となるフレームワークg4を作ってみました。
Androidのアプリケーションアーキテクチャは、以前「Androidのアーキテクチャ」で考えてみましたが、これをさらに発展させプログラムの自動生成に対応したものを実装しました。
クラウド温泉のセッションでは、SimpleModelerからg3を使ったGoogle App Engineアプリケーションと、g4を使ったAndroidアプリケーションの自動生成のデモを行う予定です。自動生成したAndroidアプリケーションとGoogle App Engineはもちろん連携動作します。
といいつつ、g3アプリケーション(App Engine)とg4アプリケーション(Android)の自動生成はこれから作るので(汗)、実際にデモまで辿りつけるかは分かりませんが、クラウド温泉を励みにして取り組んでいく予定です。