2月16日(土)に横浜モデリング勉強会(facebook group)を行いました。また、会場には(株)アットウェア様の会議室をお借りしました。参加された皆さん、アットウェア様、どうもありがとうございました。
この勉強会で、浅海が作成したモデルを紹介します。モデルはMindmapModelingの手法で作成しました。(勉強会で使用したチュートリアル)
ワークショップの流れ
モデリング勉強会はワークショップ形式で以下の作業を行います。
- 雑誌記事から情報システムの企画書、提案書、RFPの元ネタとなるモデルを作成する。
その上で、「要求仕様確認、実装可能性確認、開発のベースとなるプログラムを自動生成するモデルを目指」します。詳細は「ワークショップの進め方 第2版」になります。
テーマ
モデリングの対象は、日経ビジネス誌の記事「日本は「シェールガス革命」の恩恵を受けることができない?」です。
用語の収集と整理
まず用語の収集と整理します。
MindmapModelingに慣れてくると、用語がだいたいどこの枝に収まるのかわかるようになるので、用語を拾いながらラフなモデルを作っていきます。
今回の記事は、エネルギーの特性に大きな比重がありそうなので、この点を中心に分類しました。
物語
次の作業は「物語」です。
モデルは中心軸がないと単なる「用語」の集りなのでまとまりがでてきません。何らかの目的を実現するための構造を抽出したいわけですが、この「目的」と「目的を実現するための構造」を掬いとるためのツールとして有効なのが「物語」です。オブジェクト・モデリングの概念ではビジネス・ユースケースということになります。
「物語」を中心軸と定め、「物語」のスコープで用語を取捨選択、組織化し、足りない用語を補っていきます。
その手順は:
- 物語の名前をつける。目的(goal)が明確になる名前がよい。
- 物語の主人公、相手役、脇役などの登場人物を定める。
- 物語で使用する道具を定める。
- 出来事または脚本の列として脚本を記述する。
となります。2の登場人物と3の道具は最初から完全なものはできないので暫定的なものを定め、4の脚本の作業を通して洗練させていきます。
次回
次回はまだ確定していません。分かり次第お知らせします。
詳細情報はfacebookグループ「横浜モデリング勉強会」を参照してください。
今回と同じく「ワークショップの進め方 第2版」の手順で、「雑誌記事から情報システムの企画書、提案書、RFPの元ネタとなるモデルを作成する」を行う予定です。