SmartDox 0.2.1をリリースしました。
SimpleModelerを使って、CSVからクラス図の画像生成と埋込みができるようになりました。
基本的にSmartDox 0.2と同じです。
CSVで記述した情報からクラス図の画像を生成して、文書内に埋め込む機能をサポートしました。
PDF
クラス図画像の生成はHTMLやプレインテキストの生成時にも行いますが、ここではPDFを例にして生成されたクラス図画像がどのように文書中に埋め込まれるのかをみてみましょう。
PDFの生成は以下のようにして行います。
Linux, Macであれば、以下のようにすればインストール完了です。
プロダクトに依存する機能を使わない場合は必要ありません。
Mac OS上でmacportsを使ってインストールしたLaTeXで動作確認しています。他の環境の場合、スタイルファイルなどがない可能性があります。
Mac OS上でmacportsを使ってインストールしたGraphvizで動作確認しています。
Mac OS上でmacportsを使ってDitaaをインストールすると、optlocalsharejavaditaa09.jarに配置されます。このditaa09.jarを決め打ちで使用しています。(いずれパラメタで指定可能にする予定です。)
それ以外の環境では、シェルスクリプトなどでditaaコマンド(インストールされているJarファイルを呼び出す)を作成してください。
org-mode形式で作成した文書から以下のようにしてHTMLやPDFに変換してください。
SimpleModelerを使って、CSVからクラス図の画像生成と埋込みができるようになりました。
機能
SmartDox 0.2.1では以下のオプションを提供しています。オプション | 機能 |
---|---|
-html5 | HTML5生成(試験的) |
-html4 | HTML4生成 |
-html3 | HTML3生成 |
-plain | プレインテキスト生成 |
PDF生成 | |
-latex | LaTeX生成 |
-blogger | Blogger用のHTML生成 |
CSVで記述した情報からクラス図の画像を生成して、文書内に埋め込む機能をサポートしました。
サンプル
SmartDox 0.2.1では以下のようなorg-mode文書が扱えます。
この文章中にあるCSVからSmartDoxが(SimpleModeler経由で)生成するクラス図画像は以下のものです。
クラス図情報を記述するCSVの文法は次回に説明します。
#+TITLE: simplemodeler * SimpleModelerによるクラス図記述 SimpleModelerを使ってCSVでクラス図を 書くことができます。 #+begin_sm_csv images/sm_csv_simplemodel.png #actor 顧客 個人顧客,,,,,顧客 法人顧客,,,,,顧客 #resource 商品,商品名,,商品区分(第1類;第2類;第3類) #event 購入する,,顧客;商品 #+end_sm_csv
#+begin_sm_csv images/sm_csv_simplemodel.png
で始まるところがCSV言語で記述したクラス図情報です。この記述から自動的にクラス図の画像(png)を生成して文書に埋め込みます。この文章中にあるCSVからSmartDoxが(SimpleModeler経由で)生成するクラス図画像は以下のものです。
クラス図情報を記述するCSVの文法は次回に説明します。
PDFの生成は以下のようにして行います。
$ dox -plain sample.dox2ページのPDFが生成されます。1ページ目はタイトルと目次ですが、2ページ目に以下のように生成されたクラス図が本文に埋め込まれています。
インストール
プログラムの配布は、Scalaで最近注目されているconscriptを使っています。conscriptのインストール方法は以下のページに詳しいです。Linux, Macであれば、以下のようにすればインストール完了です。
$ curl https://raw.github.com/n8han/conscript/master/setup.sh | shconscriptをインストールした後、以下のようにしてSmartDoxをインストールします。
$ cs asami/dox以下の2つのコマンドがインストールされます。
- dox
- SmartDoxコマンド
- sdoc
- SmartDocコマンド(互換用)
依存プロダクト
SmartDoxでは、以下のプロダクトに依存しています。プロダクト | 使用する機能 |
---|---|
LaTeX | PDF生成 |
Graphviz | 画像生成 |
Ditaa | 画像生成 |
LaTeX
platexコマンドとdvipdfmxコマンドが実行可能になっていれば基本的にはOKです。Mac OS上でmacportsを使ってインストールしたLaTeXで動作確認しています。他の環境の場合、スタイルファイルなどがない可能性があります。
Graphviz
dotコマンドが実行可能になっていればOKです。Mac OS上でmacportsを使ってインストールしたGraphvizで動作確認しています。
Ditaa
ditaaコマンドが実行可能になっているか、optlocalsharejavaditaa09.jarのJarファイルが存在していればOKです。Mac OS上でmacportsを使ってDitaaをインストールすると、optlocalsharejavaditaa09.jarに配置されます。このditaa09.jarを決め打ちで使用しています。(いずれパラメタで指定可能にする予定です。)
それ以外の環境では、シェルスクリプトなどでditaaコマンド(インストールされているJarファイルを呼び出す)を作成してください。
使い方
まだマニュアルがないので、文書フォーマットは org-modeを参考にしてください。あまり難しい文法を使わなければ大体大丈夫だと思います。org-mode形式で作成した文書から以下のようにしてHTMLやPDFに変換してください。
$ dox -html4 mydoc.dox $ dox -pdf mydoc.dox
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