1月21日(土)に横浜モデリング勉強会を行いました。また、会場には(株)アットウェア様の会議室をお借りしました。参加された皆さん、アットウェア様、どうもありがとうございました。懇親会では、勉強会でモデル駆動開発のハンズオンみたいなこともどうか、という意見もありました。そちらの方向への展開も考えてみたいと思います。
この勉強会で、浅海が作成したモデルを紹介します。モデルはMindmapModelingの手法で作成しました。(勉強会で使用したチュートリアル)
モデリングの対象は、IT media エンタープライズ ビジネスイノベーション誌に掲載された小川浩氏の記事「ソーシャルメディアマーケティングの基本戦略 」です。前回、前々回は経済ネタだったのですが、今回はITエンジニアにも親和性の高いソーシャルメディアのマーケッティングをテーマにしてみました。
この結果、できた最初のマインドマップが以下のものです。(以下、図をクリックすると拡大します。)
記事の内容がソーシャルメディアマーケッティングの構造についてなので、そのあたりに単語が集中しています。
以上の作業を行った結果のマインドマップは以下のものです。
SimpleModelerのサービスを使用して作成したクラス図は以下のものになります。
今回は、ソーシャルメディアマーケッティングについての区分を整理を中心に作業しました。自然言語の文章としては意味が通っても、モデルの用語としては曖昧なところが出てくるのでそういった点を補ったり、MECE(Mutually Exclusive and Collectivily Exhausitive、もれなくだぶりなく)を念頭に区分の中身を整理しました。
SimpleModelerのサービスを使用して作成したクラス図は以下のものになります。
今回は、よい物語が思い浮かばなかったので、出来事と規則を中心に洗練を進めました。
また、ソーシャルメディアマーケッティングの手法として、記事中で明示的に列挙してあった(1)ペイパーポスト、(2)クチコミを分析、(3)情報発信だけでなく、記事中の他の場所にばらばらに書いてあった(4)コールセンター、(5)対面販売、(6)イベント応募も加えています。
このように著者が形式知として明示したものにも案外抜けがあるものです。これを記事中から拾い集めてきて形式知化し、情報の再構成を行うのがMindmapModelingの目的です。
以上が勉強会での作業です。
ついでなのでSimpleModelerの機能を拡張して、より適切なクラス図が表示されるようにしてみました。来週ぐらいにSimpleModelerのサービスを新しいバージョンのSimpleModelerにアップグレードしたいと思います。
以上の作業で作成したマインドマップとクラス図は以下のものになります。
かなりドメインモデルとして整理されました。ドメインモデルがこのレベルの情報を持つようになると、クラス図ベースでモデルの推敲をはじめても大丈夫です。
生成されたクラス図をみてみると、たとえば「市場シェアが二番手、三番手の企業が大域的な市場シェアを奪うためにソーシャルマーケティングを行う」という物語(Business UseCase)を作成し、この物語を軸にモデルの精度をあげると面白いのではないか、とか色々とイメージが湧いてきますね。
初見のモデリングでは、推敲のベースとなる初期モデルを作るのがなかなか大変なので、MindmapModeling→クラス図のアプローチはなかなか有力ではないかと思います。
この勉強会で、浅海が作成したモデルを紹介します。モデルはMindmapModelingの手法で作成しました。(勉強会で使用したチュートリアル)
モデリングの対象は、IT media エンタープライズ ビジネスイノベーション誌に掲載された小川浩氏の記事「ソーシャルメディアマーケティングの基本戦略 」です。前回、前々回は経済ネタだったのですが、今回はITエンジニアにも親和性の高いソーシャルメディアのマーケッティングをテーマにしてみました。
単語を抜き出す
まず、最初の作業で記事中から単語を抜き出します。単語を抜き出しながら、登場人物、道具、出来事を中心にMindmapModelingの定めた分類に従って仕分けしていきます。この結果、できた最初のマインドマップが以下のものです。(以下、図をクリックすると拡大します。)
記事の内容がソーシャルメディアマーケッティングの構造についてなので、そのあたりに単語が集中しています。
関係の洗練
次の段階では、抽出した、登場人物、道具、出来事の洗練を行います。用語の名寄せ、用語の種類(generalization)や部品構成(aggregation)を整理していきます。また、この段階で区分(powertype)の抽出を開始します。以上の作業を行った結果のマインドマップは以下のものです。
SimpleModelerのサービスを使用して作成したクラス図は以下のものになります。
今回は、ソーシャルメディアマーケッティングについての区分を整理を中心に作業しました。自然言語の文章としては意味が通っても、モデルの用語としては曖昧なところが出てくるのでそういった点を補ったり、MECE(Mutually Exclusive and Collectivily Exhausitive、もれなくだぶりなく)を念頭に区分の中身を整理しました。
出来事と物語
次の段階では、対象となる世界の動的な側面を捉える出来事や物語を整理していきます。出来事や物語を洗練していくことによって、出来事や物語における登場人物や道具の役割が明確化され、より登場人物や道具の構造をさらに洗練させることができます。出来事や物語で抽出した役割は、役割(role)としてモデル化して「役割」構造枝に配置し、役割の持つ構造を洗練していきます。SimpleModelerのサービスを使用して作成したクラス図は以下のものになります。
今回は、よい物語が思い浮かばなかったので、出来事と規則を中心に洗練を進めました。
また、ソーシャルメディアマーケッティングの手法として、記事中で明示的に列挙してあった(1)ペイパーポスト、(2)クチコミを分析、(3)情報発信だけでなく、記事中の他の場所にばらばらに書いてあった(4)コールセンター、(5)対面販売、(6)イベント応募も加えています。
このように著者が形式知として明示したものにも案外抜けがあるものです。これを記事中から拾い集めてきて形式知化し、情報の再構成を行うのがMindmapModelingの目的です。
以上が勉強会での作業です。
仕上げ
最後にドメインモデルの形に仕上げることにしましょう。SimpleModelerを使用して作成したクラス図を見ながら調整していきます。ついでなのでSimpleModelerの機能を拡張して、より適切なクラス図が表示されるようにしてみました。来週ぐらいにSimpleModelerのサービスを新しいバージョンのSimpleModelerにアップグレードしたいと思います。
以上の作業で作成したマインドマップとクラス図は以下のものになります。
かなりドメインモデルとして整理されました。ドメインモデルがこのレベルの情報を持つようになると、クラス図ベースでモデルの推敲をはじめても大丈夫です。
生成されたクラス図をみてみると、たとえば「市場シェアが二番手、三番手の企業が大域的な市場シェアを奪うためにソーシャルマーケティングを行う」という物語(Business UseCase)を作成し、この物語を軸にモデルの精度をあげると面白いのではないか、とか色々とイメージが湧いてきますね。
初見のモデリングでは、推敲のベースとなる初期モデルを作るのがなかなか大変なので、MindmapModeling→クラス図のアプローチはなかなか有力ではないかと思います。
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