前々回、前回でマインドマップモデリングでのモデリング方法についてざっくりと説明しました。業務アプリケーションを記述する場合、どのような枠組みを補助線にしていけばよいのかというプラクティスを、オブジェクト・モデルのプロファイルとして形式知化したものと考えるとよいでしょう。
こういったモデリングのプロファイルを考えるためには、モデルのメタモデルを構築する必要があります。
マインドマップモデリングでは、ボクが整備しているSimpleModelingというモデリング手法のメタモデルをベースにしています。SimpleModelingのメタモデルの中で、概要をざっくりつかむのに必要なモデル要素を厳選して、この範囲でモデルを記述します。
SimpleModelingのメタモデルの最新状況は以下のようになっています。
このメタモデルの中で、マインドマップモデリングでは以下のものを使用しています。
MindmapModeling | SimpleModeling |
---|---|
登場人物 | アクター |
道具 | リソース |
出来事 | イベント |
役割 | ロール(図では省略) |
規則 | ルール |
物語 | ビジネス・ユースケース |
エンティティを中心にメタモデルの一部を切り取っています。
マインドマップモデリングの範囲では、イベント(出来事)を中心に、エンティティとビジネス・ユースケースを結びつけるのが眼目になります。モデリングの中で、ビジネスの目標に沿った形で、エンティティとイベントを抽出し、お互いの関係を整理します。
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