「MindmapModeling「1回のメール配信で売り上げ数千万アップの驚異」」で、MindmapModelingの文法を拡張中であることを説明しました。正確にはSimpleModelingのメタモデルの拡張を行い、MindmapModelingの文法への反映と、SimpleModelerでの実装を行いました。
その文法拡張の一つが「要約(summary)」です。
summaryテーブルという考え方自体は昔からデータモデリングで使われていますし、「上流工程UMLモデリング」でもモデル要素としてはあげていました。これを第一級のモデル要素としてMindmapModelingやSimpleModelerで意識して扱うのが妥当かどうかという点が長年の懸案事項でした。
「要約」はクラウド・アプリで必須、という結論を出したのが昨年末になりますが、やっと実装することができました。
関連する記事:
とはいえ、今回はMindmapModelingに「要約」のBOI構造枝を追加したのと、SimpleModelerで扱えるようにするところまでです。
「要約」のあるところデータフローあり。「要約」データは、オンラインからのSQLの問合せでは実用的な応答速度を出せないような大規模演算が後ろに控えているのが普通です。この実装はバッチ処理になります。このバッチ処理の設計と実装にはデータフローが有効です。
データフローの記述方法をどうするのかというのが、これまた懸案事項だったのですが、この基本的なアイデアを思いついたのが、今回MindmapModeling/SimpleModelerに「要約」を入れることにした直接の動機になっています。
こちらは実装にもう少し時間がかかりそうですが、ある程度形が見えてきたらブログで紹介したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿